山梨(所謂奥秩父)にある瑞牆山に行ってきました。
独特の外観で、以前から登ってみたいなと思っていたヤマの一つです。
自宅のある神奈川からは比較的近く、八ヶ岳よりもアプローチしやすいですね。
(といっても3時間はかかりますが)
増富温泉から入り、瑞牆山荘の脇にある駐車場に止めたのですが、この駐車場も
広くてしっかりしたものでした。
瑞牆山は百名山の一つで、比較的登りやすいためか、多くの登山客が来てました。
最近の山ガールブームのせいか、おしゃれなスタイルの女性もチラホラ。
天気も曇り時々晴れで、山登りには最高です。
で、我々も駐車場に車を止め、意気込んで登山準備し始めたところ…
「ない…まさか…忘れた!?」
相棒であるカミさんが、あろうことか自身の登山靴を車に積み忘れたことが発覚!
呆然とする我々…
登山は、たとえザックを忘れようが、服を忘れようが何とかなりますが、さすがに
靴だけは代わりが効かない。
まあ自分の靴だけしっかり積み込んで、カミさんの靴に気がつかなかった私も悪く、
今回は登山はあきらめて、周辺のドライブに切り替えようと思ったのデスが…
「これでも登れるかな?」と、履いているクロックスのサンダルを指差すカミさん。
私「ムリ…(汗)」
結局、「頼む!登って!私は大丈夫だから…」
と涙ながらに懇願するカミさんの優しい?言葉もあり、「せっかく来たから、じゃあ速攻登ってくるよ」
ということで、単独登山開始となりました。
地図上のコースタイムは登り2時間50分、下り2時間10分なので合計5時間。
ということは山頂で少々休憩入れて、合計で5時間以内が目標かな。
出発に手間取ったので、登山開始は9時20分と毎度ながら遅れてしまいましたが、
何とかスタートです。
登りだしの部分は緩やかでしたが・・・
早々にゴロゴロした岩の多い急登になりました。
ほどなく、シブイたたずまいの富士見平小屋前に着きました。
登山道はここで金峰山方面と分岐し、瑞牆山方面は左に進みます。
登山道はここからアップダウンしながら、天鳥川に向かい
一旦下がっていく形となります。
なかなか見通しが効かなかったのですが、ここでやっと瑞牆山の全容が確認できました。
山の木々の中から、ニョッキリ岩が生えている風情ですね。
水の枯れている天鳥川を渡ります。
ここから急激に標高を上げる登りとなります。
どデカイ岩が出現!
こいつはここの岩の主か?
とにかくデカイ岩がゴロゴロしていて、立ちふさがるように出てきます。
こんなのや…
こんなのを次々とクリア!
屹立した岩峰のヤスリ岩が出現。
皆さん岩登りに悪戦苦闘。
渋滞もときたま発生。
次々と出てくる岩の壁。
手足を使い、どんどんクリアしていきます。
おっ、まさかあれは?
瑞牆山登頂!
結構あっけない感じです。
時間は10時40分。
登山口から1時間20分で着きました。
左手には富士山がお出迎え。
正面に南アルプス。
残念ながらちょっと雲がかかってます。
右手は八ヶ岳。
こちらも雲がかかってますね。
山頂の岩はこのように切り立った感じで、高度感があります。
蒼々たる山々がここから拝めますね。
周囲360度視界なので、山頂にいると爽快な気分です。
周囲の山々の雲が取れるかなと、しばらく待ってましたがなかなか
スッキリと晴れてはくれませんでした。
山頂でゆっくりしたいところですが、登山口で待つカミさんに悪いので、
饅頭などの携帯食を食うにとどめて11時10分に下山開始。
富士山に別れを告げます。
下りは焦ってケガしないよう慎重に下山、登山口に到着したのは12時40分でした。
(登りよりもチト時間がかかってマス…笑)
登山口に着いた時、カミさんもちょうど向かいからザック背負って歩いてきてました。
聞くと、クロックスで富士見平小屋まで登ったとのこと。
それはある意味スゴイ…(笑)
瑞牆山は百名山ながら手軽に登れて、かつ岩だらけの急登を登るため、
時間は短いながら、登った感はありますね。
とりわけ危険な場所もなく、山頂からの景色も素晴らしいため、首都圏に
お住いの方は是非オススメします!
因みに…コンデジのISO感度をまちがえて800のまま撮り続けたため、
少々ノイズの目立つ画像になっております。スミマセン・・・
みずがき山楽しそうですねー
一度行ってみたいと思っていますが、
ビミューな距離なのでなかなか行く機会を得ません。
写真を見ると、フィールドアスレチック状態ですね。
それにしても、二人で山頂に行けずに残念でしたね。
投稿情報: あひる | 2010/09/29 01:20
あひるさん、こんばんは。
まあ何て言うか、ホントお恥ずかしい限りです。
登山靴を忘れるなんて冗談みたいですが、まさか身内から
それが出るとは・・・(笑)
瑞牆山はすごくアプローチしやすいですね。
あひるさんだと当然物足りないでしょうから、金峰山ついでに
瑞牆山ピストンを加える感じでしょうか。
ところでまた皆で秋のヤマに行きましょう!
投稿情報: けろぼうず | 2010/09/29 23:42
Bouzuさま
ご無沙汰しおります
充実した山ライフお過ごしのこと何よりです。
登山靴忘れ…
私、経験者です。
それも1足だけ忘れました
(というか1足だけ持っていった)
2月の谷川岳
履いているのは革のスリッポン
そして今まで見たこともない快晴
クルマの中を探し抜き、
ないと観念してたら膝が抜けました
驚きと失望で本当に膝は抜けます。
気をとり直しガイドさんに靴を用意してもらい事なきを得ました。
これからも準備万端楽しい山歩きを続けてくださいませ。
投稿情報: むかしむかし | 2010/09/30 21:50
むかしむかしさん、こんばんは。
お久し振りです!
新天地での暮らしはいかがでしょうか。
すっかりショゲかえったカミさんですが、その後むかしむかしさんも
忘れたことあるんだと教えられ、随分と元気づけられておりました。
この場を借りてお礼申し上げます(笑)
しかし1足は持っていったというのがスゴイですね。
何で1足だけなのかが何とも微妙で、微笑ましくも感じます。
でも2足忘れるより、悔しさ倍増でしょうね。
ヤマですが、何とか北ア穂高方面に行きたかったのですが、はや
シーズン終わりとなってしまいました。
まったりと秋山でも楽しもうかなと考えております。
投稿情報: けろぼうず | 2010/10/01 00:02
登山に行くのに登山靴忘れ…ウソのようなホントの話だね。
いや、そういう私めもそういえば2月の東京遠征に、携帯を忘れるという大失態を犯したんだった!f^_^;
でも奥さんスゲー!クロックスで登山!?怪我しなくて良かった!
投稿情報: ブンカッキー | 2010/10/13 16:19
ブンカッキーさん、どうもです。
ホント、ウソのようなホントの話ですよ…
クロックスで登るといっても、富士見平小屋までは別に林道が通っていて、
そこを歩いたらしいんだけど、時間は登山道の3倍かかったとのこと。
まあ登山口まで来て歩かずにいられなかったんだろうね(苦笑)
携帯忘れは、今を生きる現代人には死活問題だね(笑)
携帯忘れると、ホントに心細いし落ち着かないんだよね。
悲しい現代人のサガだね…
投稿情報: けろぼうず | 2010/10/13 22:04