9月の連休を使い、白馬三山(白馬岳・杓子岳・鑓ヶ岳)に登ってきました。
今回の山行きの目的はズバリ温泉です!
以前カミさんが燕岳に登った時に一緒になった登山客から、白馬鑓温泉はとにかく
素晴らしい秘湯中の秘湯だったという話を聞き、では早速行ってみるべ!ということに
なったのです。
神奈川方面からだと、さすがに白馬方面はそう易々と行ける距離ではありません。
しかし、その素晴らしい温泉に入るためなら、少々遠方だろうが関係アリマセン!
ヤル気満々の我々は、前夜からふもとの猿倉駐車場に行き仮眠をとることにしました。
昨年のシルバーウィークはあり得ない山の大混雑に遭遇したため、とにかく早め早めの
行動が肝要です。
前回瑞牆山において、登山靴を忘れるというアンビリーバブルな大失態を犯したカミさんは、
今回一番最初に靴を車にブチ込みました。何度も目視確認もしています。
そうです、過ちは二度と繰り返してはなりません。
真夜中の猿倉駐車場。
車を止めエンジンを切ると、漆黒の空は信じられない星の輝きに満ちていてビックリ。
そして、仮眠のはずがしっかりと爆睡しまう我々。
ハッと目覚めると、既に太陽が高く昇り、あたりは昼間の趣き。
当然周囲の登山客は皆出発した後で、完全に取り残されてしまいました。
まあ今日は山小屋泊だからね~、と無意味な慰めでお互いを納得させ、それでも慌てて
準備、いつもの過ちの繰り返し、毎度の遅い出発となってしまいました…トホホ…
登り出し部分の緩やかな林道。
本日目指す白馬岳が空に浮かんでいるようです。
ほどなく白馬尻小屋に到着。
雪渓を見るため、ここまで来るハイカーが結構いました。
小屋前から望む白馬大雪渓。
今年は猛暑で、雪渓がかなり小さいらしいです。
ここから見る分には小雪渓だな、こりゃ。
それでも小屋から1時間ほど登ると、雄大な雪渓が現れました。
靴に軽アイゼンをかませ、ザクザクと登っていきます。
かなりの急登です。
しかしアイゼンがしっかりと雪を捉えてくれ、意外と楽に登れます。
怖~ッ!
早くと言われても限界があるワケで…
やっと雪渓地帯を抜けましたが、延々と急登が続きます。
タンポポ君と秋の空。
このあたり槍ヶ岳手前、槍沢登りの状況に似ています。
山は前方に見えていても、なかなか着きません。
落石が相当多いらしい。
それらしき岩がゴロゴロ。
葱平(ねぶかっぴら)付近。
平と言われても、平でないワケで…
稜線上にある白馬頂上小屋に到着。
杓子岳と鑓ヶ岳が手前に見えます。
頂上小屋から稜線を右に。
本日の宿の白馬山荘まで、あと少しの登り。
しかし山荘というより、宇宙基地みたいな感じ(笑)
白馬山荘到着!
しかし立派な山荘だな~
ここが今日の寝床。
なかなか居心地がいいです。
ここでザックを置き、少々荷物の整理。
軽装になり山荘前に出ます。
皆がその雄大な景色に見とれていました。
とりあえず、すぐそこに見える白馬岳山頂にアタック!
右手に見える白馬の街。
背後を振り返ると・・・
杓子岳、白馬鑓ヶ岳のすぐ右に、小さく槍ヶ岳が見えています。
ハア、ハア・・・すぐそこに見えても、なかなか着かんな~
あともうチョイ!
やった!
白馬岳登頂!
360度視界の素晴らしい景色です!
正面に見える剣岳は、鋭角に尖り本当に剣のようでカッコイイ。
背後を振り返ると、秋らしい空と小蓮華山が。
それにしても素晴らしいなァ。
段々と空が赤くなってきました。
しばらくボ~ッと見とれてましたが、実は山頂はメチャクチャ寒かったのです。
ブルブル震えながら宿に戻ります。
宿では、何とストーブに火が入ってました。
スカイプラザにて。
ここはまるで、おしゃれなゲレンデのレストランみたい。
皆が夕暮れの景色に見とれています。
そして私も。
剣岳と夕陽をずっと見てました。
この風景見れただけでも、ここに来た甲斐がありました。
夕食は大きなトンカツでした。
山でトンカツ食べるのは初めてです。
明日の好天を祈りたいところですが、何やら悪化するらしい。
まあどうにかなるべと、いつもの楽天的思考で大した心配もせず、
ゆっくりと眠りにつきました。
次回その2に続きます~
白馬お疲れ様でした。
とっても良い天気だったのですね。
この辺りの山は登った事が無いので景色がとても新鮮です。
これだけの大眺望なら人気があるわけですね。
しかし、白馬山荘はこんなに立派な所だったとは・・・
オドロキです。
写真だけを見ていると寒さを感じず、、、
ずーっと眺めていたい景色ですね。
投稿情報: あひる | 2010/10/04 00:23
あひるさん、どうもです。
白馬岳山頂は本当に気持ち良くてテンションも上がりました(笑)
また山荘も大きくて良かったのですが、特にスカイプラザという
まるでゲレンデレストランのような施設が素晴らしかったです。
夕食はスカイプラザで取る人もいるというのが納得できました。
天気は…初日だけは何とか大丈夫でしたが(怪しい雲は出てますが)、
2日からはずっと雨で参りました。あれだけ大きな雪渓があると、
冷やされた空気が上がってきて、天気的にも不安定になりやすいらしいですね。
でも温泉は最高でした!寒かったのでよけいに。
あの三斗小屋温泉を思い出しましたよ(笑)
投稿情報: けろぼうず | 2010/10/04 23:13
白馬の雪渓ってかなりキツそうですね。
それにしてもどの写真も素晴らしいですね〜。
特に鰯雲と縦走路の風景には何度も見入ってしまいます。
白馬山荘は豪華だと聞いていましたが、ホント、山荘とは思えませんね〜。
投稿情報: torapoe | 2010/10/05 20:44
torapoeさん、こんばんは。
今年の雪渓は随分小さいと、すれ違ったいかにも登山家風の方が
仰ってました。
それでも雪渓を抜けるのに小一時間かかりましたね。
小さなアイゼンがしっかり雪を噛んでくれたので、意外と登りやすかったです。
白馬岳からの風景は素晴らしかったですね。
翌日の稜線歩きを楽しみにしていたのですが、残念ながら雨とガスの中
歩くことになりました。
それでも刻々と変化していく風景は、また見応えがありました。
また晴れた日に歩いてみたいですね。
投稿情報: けろぼうず | 2010/10/06 00:45
いや〜、相変わらず精力的で素晴らしい!
ホントに空が近くに感じるな〜。
スカイプラザから見る夕暮れもキレイだね!
これらの写真はK-7で撮ったのかな?
まさに頑張って登った人だけが味わえる絶景だね!
投稿情報: ブンカッキー | 2010/10/13 15:53
ブンカッキーさん、どうもありがとうございます。
因みにこれはK7ではなく、コンデジのパナソニックLX3です。
できれば画質の良い一眼レフを持っていきたいのは山々なのですが、
多少嵩張るのはいいとしても、いちいちケースやザックから取り出したり、
何度もレンズ交換するのが、やはりめんどくさいんだよね。
コンデジだとサッと取り出して撮れるし、画質も悪くはない。
(ただ杓子岳の写真でもわかるけど、暗めの絵だとノイズが目立つ)
でもちょうど一年前のシルバーウィークに行った笠ヶ岳はK7です。
この時はゆっくり系登山だったので、じっくり写真撮りました。
ところで最近K5が気になっております(苦笑)
投稿情報: けろぼうず | 2010/10/13 22:19