あの日から1年が経ちました。
早いなぁというのが実感です。
最近、ニュース番組等で被災された方のその後の状況が報道されていますが、
出口の見えない悲しみに暮れている方々を見ると、何とも言いようのない
やるせなさを感じてしまいます。
私自身がどうのこうの言える身分ではなく、それ自体がおこがましいのですが、
それでも頑張って生きて欲しいと願うばかりです。
平穏な場所で暮らしていると、いつのまにか自分の周囲しか見えなくなり、
日常に流されて時間だけが経っていく。
これはイカンです。
自分ができることを日々精一杯やる、1日、1日を一生懸命頑張る。
常に自分に自問自答しながら生きていきたいものです。
昨年は被災地ボランティアを初めて経験しました。
特に4月から5月にかけて行った石巻の印象は強烈で、
恐らく人生で忘れられない記憶になりそうです。
最初に石巻で撮った写真がいくつかあり、今回1年経つということで
一部掲載しようと思います。
自分を行かせてくれた家族や周囲の社会に感謝したい。
思いも新たに、今年も自分ができることをやろう。
活動前の朝のヒトコマ。
今日もこれから頑張るぞ!と気合を入れているところです(笑)
宿泊場所は、当初大学敷地内でテントを張る予定でしたが、ピースボート側の努力で
被災した割烹料理屋さんの2階を借り、そこで寝泊りすることができました。
一人あたり1畳分のスペースしかありませんでしたが、それでも屋根付きで畳の上に
寝れるのは有難かった!
ルールはあってないようなもので、指定された場所で自炊し翌朝は指定された時間に集合するというくらい。
後に12月に行った時などは、かなりルールも厳格化し時間管理もしっかりしていてビックリ。
個人的には管理されるのは大キライなので、この最初の時のゆるさ加減は居心地よかったです(笑)
ボランティアに入った街の様子。
この時はまだ震災後1月半しか経っていなかったので、道路脇に瓦礫が集められ
被災した車などもそのままでした。
この辺りは全て1階まで完全に水没したらしいです。
当然営業している店はなく、停電で夜は真っ暗。
安全確保のため、発電機による工事用照明が一部設置されてました。
街の様子その2。
橋もダメージ受けてましたが、橋梁はしっかりと残り機能していました。
作業に入った石森章太郎漫画館と周囲の様子。
全壊した教会。
聞いた話によると日本最古の木造建築の教会とのこと。
趣きある建築物だったろうに残念。
川向こうの山は、震災でがけ崩れしています。
この頃は自衛隊がそこかしこで活動していました。
挨拶はきちんとして気持ちいいし、とにかく頼りになる存在でした。
ボランティアの力ではどうしようもなかったドデカイ倒木の撤去を頼んだところ、
翌朝一番で作業してくれました。
休憩中のヒトコマ。
この時は川岸の道に堆積した泥や瓦礫の除去を行ってました。
最初は途方もない作業に見えましたが、人の力はスゴイです。
見る見るうちに泥はなくなり、道もきれいになってきました。
洗い場の様子。
1日の作業が終わると泥だらけになるので、全身を高圧洗浄機で洗いました。
1日の楽しみはコレでした(笑)
まだ寒く水は冷たかったのですが、とにかく気持ちイイの一言!
最後は頭髪も高圧洗浄してもらい爽快でした(笑)
作業後の時間を利用して、ボランティア仲間と行った日和山からの風景。
この風景は一生忘れないでしょう。
活動後の集合場所に掲げられていた、被災者の方から頂いたお言葉。
ボッキリと幹が折れ倒れても、けなげに咲いていた桜。
因みに12月に行った時は、少なくとも街中からは瓦礫が消えていました。
人の力というものは、一つ一つが小さくても合わさるとスゴイですね。
少しずつでも前へ。
1日1日の積み重ねが大事なんだろうな。
阪神大震災も古くは戦後も何もない所から
復興出来たので私は必ず復興出来ると
信じてます。
ボランティアは口でいうほど簡単ではないです。
その中、行動にうつすのは凄いことだと思います。
尊敬する行動だと思います。
体壊さないで頑張って下さい。
投稿情報: 双子妹 | 2012/03/11 21:21
双子妹さん、こんばんは。
気を遣って頂きスミマセン・・・
恐らくボランティア行きたくても様々な理由で行けない人が
多くいると思います。
逆に言えば行ける人はそれが許される環境にいるわけで、
それは周囲の人々の支えのお陰なのでしょうね。
ホント感謝です。
結局それぞれが支えあって何かが出来る。
被災地のことを思うだけでもすごく意味があることだと
考えます。
願いが1日も早く通じることを祈ります。
投稿情報: けろぼうず | 2012/03/13 01:37
カエルさん、こんばんは。
あの大震災から、早くも1年が経ったのですね。
写真をみて、改めて痛ましい気持ちになりました。
振り返ってみると、震災後に自分ができたことは
何一つなく、せいぜいコンビニに立ち寄った際、
義援金箱に寄付したことぐらいです。
カエルさんは現地まで行き、ボランティア活動
したというのは、とても素晴らしいことです。
やりたくても、なかなかできないことですよね。
でも、復興はまだこれからですし、今後自分にも
何かできることがあれば、実行したい思っています。
貴重な写真、ありがとうこざいました。
投稿情報: サッカー少年 | 2012/03/18 20:24
サッカー少年さん、どうもです。
そうですね、行きたくても行けない人は大勢いると思うし、
ワタクシなどは行かさせてもらったようなもので、
それはこちらで頑張っている人のお陰です。
現地ではまだまだ復興もままならない状況が続いていて、
継続的なサポートが必要ですよね。
何かやることに意味があると思うので、間接的でもいいし
いろいろやりたいスね。
東北産の商品を買ったり、旅行先にしてもいいと思うし。
一度5メン旅で、福島の温泉にでも行きますか!
投稿情報: けろぼうず | 2012/03/20 12:52