夏のメインイベントとして、今年も北アルプスへ行ってきました。
昨年は槍ヶ岳、今年は穂高岳を縦走ということで、少しずつステップアップという形です。
今回はあひる隊長、麦酒さんも一緒で、南関東メンバー勢揃いでアタック開始です。
おりしも南洋上で停滞する台風8号の影響で、天気は全く読めない状況。
松本からずっとどんよりとした曇り空。
沢渡から乗ったタクシー運ちゃんは、「山の天気は大丈夫だよ」とのこと。
地元の人の話だからと信用していたのですが・・・
上高地は曇りで、ご覧の通り梓川は幻想的な雰囲気。
時折小雨がパラついてきましたが、私は雨は上がると想定し、
カッパはザックの中にしまったままです。
さあいよいよスタートです。
徳沢園にてコーヒーを所望。
最初名物のソフトクリームを買う
つもりが、イケメン兄ちゃんが
コーヒーを布濾しにとても丁寧に
入れている姿を見て、思わず
こちらに切り替えました。
いや~、このコーヒー
メチャクチャ旨かったです!
因みに私はゲイでは
ありません。
でも山小屋で働く若者は
皆なぜかイケてますな。
この時点ではまだ雨も弱く、
一行はまだまだ余裕。
横尾山荘の前で昼食。
この頃に雨が本降りになり、
とりあえずカッパを
羽織りました。
(ただしメンドクサイので
下は履かず)
頃合を見て出発。
しかし、吊橋を渡るくらいから、
雨がかなり強くなってきました。
本谷橋を渡る手前で、
橋を渡ることを躊躇
している女性がいました。
顔が真っ青で、どうやら
高い場所が苦手な様子。
この女性は結局諦めて
引き返していきましたが、
まあ正解だったと
思います。
これから先は、大雨で
登山道が川のようになり、
とにかくキツい登りに
なりましたからね。
綺麗な花が励まして
くれましたが、雨は
どんどんヒドくなり、
容赦なく我々に
降りつけてきます。
もはや全身ズブ濡れ。
山でこれほどの雨に遭う
のは初めてです。
まあ雨自体は、昨夏の
「ツールド北海道」での
ゲリラ豪雨で強烈なのを
経験してますが、
登山靴内に雨水が浸水し、
歩くたびタッポンタッポンと
なるのには閉口しました。
また本格的登山は今年
初めてという麦酒さんが
体調不良に・・・
もはや道中写真など
撮っている余裕は
ありませんでした。
やっとこさ涸沢小屋に到着!
当然、小屋は全身ズブ濡れのオヤジたちで満員状態。
濡れた物の処置がとにかく大変。
一息つくまで、結構時間かかりました。
17時頃外に出てみると雨は上がっており、ガスも晴れて
コテージから前穂、奥穂が目の前に。
皆外に出てきて、歓声を上げ写真を撮りまくってます。
(グロッキー状態の麦酒さんのみは、栄養ドリンクのビールをかっ喰らい爆睡状態)
雨で心はブルーでしたが、明日に向かって希望も出て、
テンションが上がってきました!
涸沢小屋の夕食。
このポークソテー旨かったです!
普段の生活ではおかわりなど
しないのですが、
山ではガンガンにおかわりしまくり。
とにかく、明日に向かってエネルギー
を蓄えなくては。
腹が減っては戦ができん!
かくして汗と雨水にまみれた
オヤジたちを包み込み、
湿気くさい涸沢の夜は
更けていくのでした。
今回の教訓の一つは、
ザック内のものは
できるだけ防水処理を
した方がよいこと。
ザック内にも相当浸水
してましたからね。
靴はまあ、覚悟の上
なので仕方ありませんが、
これより上部ではやはり
きちんと防水処置を
しておかないと
マズイですね。
あとカメラも防水があれば
なぁ・・・金ないけど。
頼む!明日晴れてくれ!
濡れた服また着るのは
カンベン!
楽しく拝読しました。
それにしても、すごい雨だったようですね。
俺だったら、横尾でヘタレていたかな…。
2日目以降も楽しみにしています。(笑)
投稿情報: 寅次郎 | 2009/08/17 22:25
寅さん、どうもです。
いや~、マジでひどい雨でした。
ザックカバーも最終的には浸水し、特にザック下部は
完全に水浸し。カメラだけは厳重にビニールで巻いたので
大丈夫でしたが。
それでもいい経験にはなりました。
続編も写真中心にユルユルとアップしていきますので、
まあ笑ってやってください。
投稿情報: kerokerobouzu | 2009/08/18 22:32