さて翌朝。
相変わらずどんよりとした曇りですが、雨は降ってません。
心配された麦酒さんの体調も、ビールの大量摂取により何とか回復した模様。
朝飯をしっかりと食べた一行は、いよいよ穂高岳へ向けてアタックを開始しました。
まずは涸沢から見て、一番右
にある北穂高岳にアタック。
涸沢小屋の脇からいきなりの
急登が続きます。
あひる隊長を先頭に、
カミさん、麦酒さん、私の順。
しかし麦酒さんのゲイター
目立つなあ。
こりゃガスの中でも
見失うことないや。
後ろを振り返ると晴れ間が見えている。
お~、もしかしたら晴れるのか?
頼む、晴れてチョンマゲ!
前穂(6峰)の脇にチョコンとタヌキ岩が
出ています。
雨模様の天気でも、
高山植物はとても
綺麗で心が和む。
水滴がつき花びらが
透き通っている。
繊細で美しいッス。
コバイケイソウが見守る中、必死に登る一行。
相変わらずの急登が続く。
ていうかここまでくると、さすがにどこから行っても急なんだけど。
ついにハシゴじゃ~。
でも岩礫帯は、一定の角度以上は
両手を使い、むしろ登りやすくなり
ますな。
北穂高岳下部をトラバースして進む一行。
このあたりは油断するとチト危ない感じ。
ん? あひる隊長がいない?
そうなんですよ、実は突然あひる隊長は東稜を登ると言い残し、
我々を見捨てガスの中に消えていったんデス。
唖然とする我々ヒヨコ一行。
仕方なく、まだ体調が完全でない麦酒さんを先頭に南稜ルートを進んでいきます。
あひる隊長の無事を祈る。
やった~!
ついに北穂高岳登頂だ。
登頂を祝うかのように、山頂は晴れていました。
あひる隊長は既に着いていたらしい。
ゴジラの背はさすがに恐かったとのこと。
恐怖感覚のマヒしているあひる隊長が恐いというのは、よほどのところ
なんだろう。
しかしあひる隊長は全くスゴイ。
雲の先に、槍の穂先がチョコンと出ている。
何か愛らしいなぁ。
逆の斜面は岩登りの聖地
滝谷だ。
足元からスッパリと切れ落ちて
いる。
う~む、岩登りだけは
やめておこう・・・
北穂高小屋で大休止。
ここのコーヒーも有名らしく、
確かに旨かったッス。
バンダナが可愛かったので
思わず購入。
さてこの後は本日のハイライト、
涸沢岳を経て奥穂高に向かう
縦走ルートとなります。
それにしても晴れてきて
良かった~
岩が濡れていると、ちょっとイヤですよね。
でも、北穂高以降は晴れだったのかな?
晴れならば、その後の稜線歩きは楽しいですよね。
続編も楽しみにしております。
投稿情報: 寅次郎 | 2009/08/21 21:17
寅さん、どうもです。
いや~、ホント2日目、雨上がって
よかったです。
初日の様子からどうなることかと
思いましたよ。
麦酒さんも復活しましたし。
でも晴れていても稜線歩きは
緊張ですよ(苦笑)
何せまだまだ経験不足ですから。
続けてUPしますので、笑ってやって下さい。
投稿情報: kerokerobouzu | 2009/08/23 00:18