有名な鎌倉宮のさらに奥に、覚園寺というお寺さんがある。
以前から気になってはいたんだけど、たまたまカミさんが行ってすごく良かったと聞き、
週末の昼下がりに早速行ってみた。
今回は鎌倉駅から歩き。
鎌倉の二階堂まではそこそこの距離だ。
鎌倉宮までは、ツアーのバスも来たりして結構観光客が多い。
しかしそこからは道が極端に細くなり、訪れる人もパッタリといなくなる。
谷戸というか、谷合いに小道が山に向かって伸びており、その奥にひっそりと
覚園寺があった。
鎌倉には周囲の環境含め観光地化した趣きの寺社も多いけれど、
ここは周囲は山で、とても静かな中にポツリと佇んでいる印象。
外見は意外に普通っぽい。
表の境内には、綺麗な梅が咲いていた。
これ数珠です。
ぐるぐると回して後、参拝。
これは太平洋戦争で亡くなった若者の鎮魂の鐘。
人気のない境内はとても静かで、陽だまりの中にいると暖かで
とても居心地がいい。
地面を見ると福寿草が咲いていた。
さて、実はここからが本題である。
覚園寺の境内は奥に広い。
しかし中心部には勝手には入れず、決められた時間にお寺の人の案内に従って入場する形だ。
残念ながら撮影禁止とのことなので写真は一切撮れない。
(よって肝心の写真はアリマセン)
今回は15時まで待ってこの案内ツアーに参加した。
そして案内された境内が素晴らしかった!
境内は静寂に満ちて、表とは雰囲気がガラリと変わる。
まるで現代とは別の時間が流れているよう。
鎌倉には静かで落ち着いた寺社は多いが、それらとは次元が違う印象だ。
境内の中心に、萱葺きの本堂がある。
建てられて700年以上経つものだが、その時間の重みがリアルに感じられるほどの
存在感がある。
脇にある大きな老木も、まるで屋久島にあるそれにそっくりで、異様な迫力あり。
この本堂の中には、大きな薬師如来像を始め、多種多様な仏像彫刻があった。
そして天井に描かれた大きな龍、足利尊氏直筆の書・・・
正直圧倒され、しばし言葉を失ってしまった。
このようなお寺が鎌倉にあるとは・・・
この日は底冷えのする1日で、案内された境内は素晴らしいものだったが、
始終ブルブル震えていた(笑)
寒い日にはお汁粉に限る。
そこで納言志るこ店の「田舎志るこ」である。
お汁粉といえばこのお店のそれを連想するくらい、正統かつカンペキなお汁粉。
やはり冬はこれを食べねば。
寒い日のお汁粉ほど幸せなものアリマセン。
(安上がりだなぁ・・・笑)
ということで今回の覚園寺、けろぼうずオススメのお寺です。
是非一度ご覧になって下さいマセ。
知る人ぞ知るお寺ゆえに静寂の中を散策出来るというのがいいですね。
写真禁止というのが淋しいですが、その分しっかりと心に刻めますね。
梅の花が水面に浮いている写真が素敵です♪
投稿情報: torapoe | 2010/02/23 13:40
torapoeさん、こんばんは。
いや~ホント、写真撮れれば良かったんですけどね。
案内中も勝手な行動はNG(まあ当然ですが・・)
ただ境内は普段は人が入っていないせいもあり、鎌倉時代
そのものの雰囲気と言ってしまっては言い過ぎかもしれませんが、
それに近い空気感が漂ってました。
貴重な建築物や仏像が豊富にあるのにあまり知られていないのは、
寺社側であえて周知されるのを抑えているようです。
もし鎌倉にお越しの際は、是非足を運んでみて下さい。
投稿情報: けろぼうず | 2010/02/24 01:24
けろぼうずさん こんばんは。
鎌倉ネタに思わず喰いついてしまいました(笑)。
覚園寺とは、ずいぶん玄人好みのするお寺ですね。
さすが、けろぼうずさん、その目利きに感服しました。
「田舎志るこ」で地元鎌倉マダムに超人気の「納言志るこ店」ですが、
じつはその昔、「納言志るこ店」の近くに(小町通り)私の自宅があったので、
中学1年まではそこに住んでいました。
「納言志るこ店」の今は亡き先代のご主人にも、よく一緒に遊んでもらったのを思い出し
ました。とても懐かしい思い出です。
これからも、鎌倉ネタをたくさんお願いしますね。楽しみにしています!
投稿情報: サッカー少年 | 2010/02/26 23:54
サッカー少年さん、どうもです。
中学1年までは、小町通り沿いに住んでいたんですか!
しかも納言志るこ店の先代ご主人に遊んでもらっていたとは。
ていうことはおしるこも食べ放題とか?(笑)
納言志るこ店の「田舎志るこ」は、私が鎌倉で最も好きなものの一つなんです。
いいなぁ~(笑)
中学の頃は、古い江ノ電とかもたくさん走ってましたよね。
鎌倉はしょっちゅう散歩しに行ってます。
これに関しては、近くに住んでいて良かったなぁと思います。
サッカー少年さんオススメの場所も是非教えてください。
投稿情報: けろぼうず | 2010/02/28 01:29