秋田内陸縦貫鉄道・・・
カタい・・・何ともカタすぎる名前である。
秋田周辺の地図を見ていたら、このおカタい名前の鉄道を発見。
興味が湧いたので調べてみると、現在廃止が取り沙汰されているローカル線らしい。
では微力ながらその存続のため協力させて頂きましょうと、
どこに行くわけでもなく、とりあえず乗ってみることにした。
しかしどうせなら、もう少しなじみやすい名称にしてもいいノニとか思う。
ふるさと銀河鉄道とかネ・・・確かもう廃止されちゃったけど。
秋田内陸縦貫鉄道の車両は、期待していたほど古い感じでなく、
比較的近代的なディーゼル車だった。
ただおしゃれなのは、車両それぞれがカラフルに塗装されていること。
これはブルーとオレンジの車両が連結されている。
今回はまず角館駅から阿仁合駅まで急行「もりよし」で行き、そこから
戻る形で各駅停車に乗り、地方のローカルな駅をいくつか訪ねてみる
計画だ。
注意せねばならないのは、超ローカル線のため本数が非常に少ないこと。
下手すれば雪に閉ざされた辺境の無人駅で、何時間も待ちぼうけという結果になってしまう・・・
阿仁合駅は、急行電車で1時間ほどで着く。
この鉄道としては、比較的大きな駅であった。
地元のおばあちゃんや学生さんと一緒に、復路の各駅停車を待つ。
(乗ったのがこの前の写真の車両)
雪に包まれた萱草駅。
この無人駅で下りたのは、(当然ながら)僕だけ。
車掌の女性(この鉄道の車掌さんは女性が多い)が、えっ、ここで下りるの?
というような表情をされたのが印象的だった。
萱草駅より伸びる線路。
(今回はこの構図多いなぁ・・・苦笑)
次の列車まで2時間以上待つのは考えられないので、萱草駅から次の駅まで
歩くことにした。
鉄道に沿って、国道が走っているのだ。
ということで、雪の中ポツンと佇む駅に別れを告げて出発。
積雪の状態が心配だったが、車の走る部分は除雪されていて何とか歩くことができた。
国道沿いの雪景色。
国道脇に橋が架かっていた。
そこから覗くと、見事が景色が広がっていた。
最初は晴れ間も覗いていたが、怪しげな雲が広がり雪がチラつき始めた。
笑内駅に到着。「おかしない」と読む。
おかしいのか、おかしくないのか、ユニークな駅名だなぁ(笑)
笑内駅では、地元のおばあちゃんがせっせとホームの除雪作業をしていた。
次の駅まで歩いて行けるか聞いてみる。
おばあちゃん一所懸命話してくれたんだけど、スンマセン!何を仰っているのか
理解できませんでした・・・(訛りが強くて・・・苦笑)
おばあちゃん、恐らくボランティアなんだろうなぁ。
こういう地元の人の協力で、この鉄道は成り立っていると実感。
路線バスも走っているようだ。
しかし1日に往復1本ずつとは・・・
まだ時間もあるので、さらに次の駅まで歩いてみることにした。
しかしこの頃から、雪の降り方が激しくなってきた。
人家のない山奥の雪道を一人歩くのは、マジで心細い・・・
激しい雪の中、積もる雪を掻き分け線路まで下りて撮った写真がコレ。
フラッシュを使ったのだが、一部雪が結晶型に写っているところが面白い。
しかしこんな酔狂なことやっていて、次の駅まで無事着くのか?
とうことで次回に続きマス。
どこまでも真っ直ぐな線路が続いていそう。
大雪で運休なんて事もあるんでしょうね。
ローカル線の旅はある意味ハラハラドキドキが満載ですね。
「笑」を「おかし」と読むなんて面白いですね~。
投稿情報: torapoe | 2010/03/16 12:57
torapoeさん、こんばんは。
私が行った時は、結構穏やかな天気だったのでよかったです。
(すごく寒かったのですが・・・)
吹雪だったら、雪深い山中の駅から駅へ歩くことは難しかったでしょうね。
雪の上が意外と歩きやすくて、本来なら歩けない凹凸のある場所なども
テクテク歩けました。
内陸線は、夏の景色もまたいいとのことです。
ホント東北は日本の原風景というものが残っていて素晴らしいですね。
投稿情報: けろぼうず | 2010/03/18 00:18
続きがきになります。
無事にたどりつけたのか‥
哀愁感じます。
投稿情報: 双子姉 | 2010/03/19 12:11
双子姉さん、どうもです。
このとき一時的に吹雪いたりはしましたが、まあ大丈夫でした。
駅間距離も5キロくらいだったので助かりました。
ジーパンの裾は、雪でぐちゃぐちゃでしたが(笑)
しかしこのところスミマセン、チト更新遅れてます。
残業続きでヘロヘロ、情けない・・・(苦笑)
あ~、また旅に出たいなぁ・・・
投稿情報: けろぼうず | 2010/03/21 07:55