さて白馬岳登山の翌日です。
見通しの良い晴天での稜線歩きを願っていたのですが、
残念ながら朝から結構な雨が降ってました。
久し振りの雨天山歩きとなりましたが、それはそれでまた晴天時にはない、
意外な風景に出会うことが出来ました。
いや~しかし、杓子岳はチト怖かったナ…
結構強く雨が降っていたため、小康状態になるまで待ちました。
スカイプラザ内にて、しばし優雅にコーヒータイムです。
雨は弱まりました。
ガスは濃いですが、出発です。
水玉がくっついた可愛いシロツメクサ。
ガスが濃くて先が見えません。
しかもかなり寒いです。
白馬岳からは下り、最低鞍部に着いた後、一度アップダウンします。
その後登り、杓子岳の巻き道が主線、左に分岐し登山道が出てきます。
どうせ登ってもガスだから眺望ゼロかなと思いましたが、せっかくだからと
山頂を目指します。
小さな岩片が降り積もって、山ができたような風情ですね。
ほどなく山頂付近稜線に出ました。
長野県側(雪渓側)斜面を覗き込んで、ちょっと怖くなりました。
大きく落ち込んでいることは昨日の雪渓側からの登りで分かりましたが、
中ほど明らかにえぐれたようになっています。
よって山頂部はオーバーハング気味。
まさか崩落とかしないよな…(汗…)
杓子岳山頂にて。
大きく落ち込んだ斜面を覗き込みます。
写真だとわかりにくいですが、すごい高度感です。
中ほどから先はガスで見えませんが、えぐれている部分でしょう。
ヤバイ、吸い込まれそうだ。
山頂部は細くヤセています。
ジャンプとかしたら、山頂部ごと崩落しそう。
早々に退散するべと思っていたら、真っ白だった長野県側のガスが少し薄くなってきました。
おやっ・・・?
おおっ・・・!
お~ッ、素晴らしい~!
幻想的に浮かび上がる長野県側の山々に、しばし見とれてました。
やはり登ってヨカッタ!
眺望に満足し、鑓ヶ岳を目指し出発。
こういう風景は雨天時ならではのものですね。
しばらく稜線伝いに下っていきます。
鑓ヶ岳への縦走路。
雨天ではあるけれど、爽快でシアワセな気分。
次回、鑓ヶ岳~温泉編に続きます。
今回はオマケ付き、これは前日雪渓を登っている時に撮った写真です。
左側のギザギザした山が杓子岳です。
これは後でわかったのですが、やはり杓子岳は2008年に崩落事故を起こしていました。
その際登山中の2名が巻き込まれ亡くなられたそうです。
杓子岳はかなりモロい状態らしく、雪渓側にゴロゴロと落石が発生している状況からも
それが推察できますね。
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
2日目は雨天だったんだね〜。雨というだけでテンション下がるな〜。
でも流石天空の地だね〜!雲が下に見える!w(゚o゚)w
雲間から素晴らしい景色が見えて良かったね。まさにご褒美だね。
くれぐれも事故には気をつけて!(と言っても突然だから避けようが無いんだろうけど。。。)
投稿情報: ブンカッキー | 2010/10/13 16:05
ブンカッキーさん、ドーモです。
確かにず~っと雨だと、気分的にはチトつらいかな。
でも雨ならではの風景もあるし、天気の変わる瞬間(特に雨模様から晴れていく
様など)なんか素晴らしいんだよね。
実は心配なのがカメラ。
今回結構な雨なのに、防水でもなんでもないLX3で撮りまくったんだけど、
かなり濡れた割にはよく故障しなかったよ(苦笑)
完全防水のカメラも欲しいなぁ(また物欲が…笑)
投稿情報: けろぼうず | 2010/10/13 22:29