黒ベエには、カーナビ
のような小洒落たものは
トーゼンついてません。
ツーリング時は常に、
ライダーのバイブル
ともいえる
「ツーリングマップル」と
にらめっこです。
今回の東海道の旅も、
何か面白いところないかと
ツーリングマップルを
見ながら走っていると・・
焼津の海岸に
▲虚空蔵山126Mとある。
しかもその下に卍マーク。
これって山寺?
こんな都市の海っぺりに?
しかも「虚空蔵山」とは、
何て興味そそるネーミング。
で、早速向かったのですが・・・
行ってみると、冒頭の写真に
ある、弘徳院という
お寺さんが見つかった。
目の前はすぐ海である。
このお寺さん自体は、非常に
小奇麗な感じだが、まあ
普通である。
周りを歩くと、香集寺入口
という場所を発見。
どうやらここが、目指す
場所の入口らしい。
山という印象は受けない。
入口は小さな階段だった。
昨日登った久能山ほどの
ものでもあるまい。
たかが126メートルだ。
軽い気持ちで、脇に
タンクバックを抱えながら
階段を登る。
しかし・・・意外や
この山道が延々と
続いているのだ。
しかも登るに連れて、
石積みの山道となり、
段差が大きく非常に
登りにくい。
足元がライディングシューズ
のため、とても不安定だ。
先日起こった静岡沖地震
のためか、一部崩れている
ところもある。
やたら暑いし、キツイ・・・
昨日の久能山同様、こんな
低山でまたフラつくオレ・・・
マズイぞこりゃ・・・
脇を見ると綺麗な海が
見えた。
山道自体は、木々に包まれ
鬱蒼とした感じが続く。
途中、今にも倒壊しそうな
山門に出くわす。
全体が大きく歪んでいる。
山門自体はとても立派だ。
しかし管理状態は良くない。
やはり先日の地震の影響
だろうか。
ちょっとキケン。
さらに登ると
やっと本殿が見えてきた。
あと少しで山頂だ。
途中までの崩れた道や倒壊しそうな山門と違い、
山頂の本殿はとても綺麗で立派だ。
といってもサスガに昨日見た東照宮の華麗さとは、
比べられないが。
脇に大きな鐘があり、思い切って突いた。
ごおぉ~ん!と荘厳な音が辺りに響き渡り、とても爽快な気分だ。
虚空蔵山という地名に釣られてきたが、登ってみると
なかなか興味深いものがあった。
香集寺の本尊となっている「虚空蔵菩薩」とは、
深遠で広大な宇宙のごとく無限の知恵と慈悲をもった仏様らしい。
何とも魅力的ではありませんか。
虚空蔵山脇の海岸風景。
このあたりのみ、一瞬だが
まるで伊豆のような
気持ちの良いワインディング
が続く。
こんなところ、焼津に
あるの初めて知りました。
前回の海の上を走る道路
もここの写真です。
こういう発見も
ツーリングの醍醐味ですな。
なかなかいい感じのお寺ですね。
けろぼうずさんは穴場を発見するのが上手いですね!
前の記事の路地裏もいいですしね。
バイクにはいい季節になってきましたね。
山かバイクか、悩ましいところでしょうけど…。(笑)
投稿情報: 寅次郎 | 2009/09/17 22:58
寅さん、どうもです。
基本的に観光地や人のいるところが苦手なので、
どうも辺鄙なところへ行ってしまう性癖があるようです。
この寺なんかも、当然ワタシ一人。
ブログには写真で紹介できない、人知れぬ墓地などに
迷い込むこともありますね。
確かに山とオートバイはどちらか悩ましいですね。
オートバイで登山に行くってのは、相当なツワモノで、
ワタシにはムリだな(笑)
投稿情報: kerokerobouzu | 2009/09/19 00:11