さて3日目です。
この山行きは3日間全て晴天ナリ。
山のカミサマに感謝です。
5時前から起き出して、朝食前に再び笠ヶ岳山頂へ。
山頂はご来光を拝みにきた登山客で一杯。
気温も思ったほど寒くはなく、槍・穂高連峰の背後が赤くなるのを
じっくりと眺めます。
ホントはすでに地平線からは朝日が昇っているんでしょうが、
槍・穂高の峰々が高いため、赤くなっても中々お日様が顔を出してくれません。
待ちに待ったご来光。
素晴らしいの一言です。
陽が登り始めると、ほとんどの登山客は朝食を食べるため下山。
しかし私はさらに半時ほど山頂に居続けました。
と、槍・穂高連峰の両脇にうっすらと虹色をした雲が・・・
「なんじゃあれ・・・」
後で調べて「彩雲」とわかりますが、
この時は訳分からず、ただ見とれてました。
夕陽の落ちる富山側には、
ご覧の通り、くっきりと笠ヶ岳の影が。
山頂にえらく長居をしてしまい、
気が付いたら誰もいませんでした・・・(苦笑)
山頂の祠に挨拶をして、慌てて下山し山小屋へ。
すでに朝食は終わっており、従業員の方々が賄いの朝食を食べてました。
お詫びを言い、その横で無事朝食を食べさせてもらいました。
例によって出発は最後発組。
誰もいなくなった笠ヶ岳小屋は、昨夜のありえない喧騒がウソのよう。
さてようやく出発。
しばらく槍ヶ岳に向かって、尾根沿いを歩いていきます。
今日も快晴、気分は爽快。
振り返り、笠ヶ岳に別れを告げます。
最高の景色をありがとう。
しばらくは、昨日来た道を戻る形になります。
ただ景色の見え方が逆になり、これまたとても新鮮で面白い。
尾根を1時間ほど歩き、途中右に折れて笠新道に入ります。
その脇を寄り道して、抜戸岳へ。
ちょっとマイナーな山頂ですが、数名の登山客がおりました。
ザックを置いてしばし休憩。
黒部五郎岳から縦走してきたという熟年夫婦と会話。
昨日は10時間歩いたそう。
山は50代、60代の方がとても多いが、皆元気で明るい。
そしてワタクシなんかよりも体力がある。
これも山というか大自然の効用なのかな。
しかしこの抜戸岳からの景色も素晴らしかった。
この山頂でも長居を
してしまう。
ようやく出発。
かなりののんびり
ペースです。
尾根からの景色も
これでお別れ。
笠新道をひたすら下っていく。
しばらくは広々とした景観の中を歩きます。
とても気持ちがいい。
背後を振り返ると、
面白い雲が。
まるで噴火しているよう。
笠新道を登ってくる登山客は、
皆息も絶え絶えでした。
相当な急登デス。
下るのも結構キツイ。
杓子平は紅葉が始まってました。
黄色がとても鮮やか。
この辺りまで来ると、全面的に黄色に覆われ始めました。
実はワタクシ、数ある色の中でも黄色が大好きです。
素晴らしいですなぁ。
この黄色も実に鮮やかです。
何と、ブルーベリーの実が
そこかしこに・・・
すみません、数粒
頂いてしまいました。
メチャクチャ旨かった。
今年はホントに紅葉が早そうです。
これはもはや真っ盛りに近いのでは?
今回の山行きで、これだけの紅葉に出会えるとは想定外でした。
先週~今週あたりが実質的にピークだっだのでしょうね。
杓子平を過ぎて、この山行きの最中ずっと姿を見せてくれた穂高連峰とも
別れを告げて、笠新道をひたすら下って今回の山行きは終了。
この度は長々と3回に渡りお付き合い下さり、どうもありがとうございました。
今回は鏡平から始まって、とにかく素晴らしい景色の連続でした。
山はあり得ない激混みでしたが、そんなモノは大した問題でもありません。
帰路も上高地から渋滞で、中央高速も全部ひっくるめ50キロ渋滞でしたが、
そんなモノは大した問題ではありません。
今度はどこの山に行こうかな。
きれいな景色を充ーーー分楽しませて頂きました。
私が行ってからわずかな間にヤマは一気に秋の装いになりましたね。
笠ヶ岳楽しめたようで良かったです。
・・・次ですか?
話題に出た仙人池にでも行きますか?(^^)v
投稿情報: あひる | 2009/10/05 00:33
あひるさん、どうもです。
今回は楽しめたというレベルではないですね。
生きてて良かったと実感しましたよ(笑)
しかし本当に秋への変化は早いです。
真っ盛りの景色も見てみたいものですが、
なかなかタイミング良くはいかないですね。
仙人池の景色も素晴らしそうですな!
今後ともヨロシクお願いします。
投稿情報: けろぼうず | 2009/10/06 00:37
パソコントラブルで久し振りに拝見させて頂きました。
やはり癒し系ですねーー。
見ているだけで和みます。
ただ山登るより根性なしの私としては下る方が大変そうにみえます。
投稿情報: 双子妹 | 2009/10/07 16:45
最初の写真、すごくいい色合いですね!
こんな景色、久しく見てません。
見てみたいな〜。
そして、他の写真もいい感じですね。
あひるさん、けろぼうずさんの写真を拝見したら、
来年は絶対に”裏”に行かなきゃ!という気持ちになりますね。(笑)
投稿情報: 寅次郎 | 2009/10/07 22:37
双子妹さん、こんばんは。
そうなんですよ、実は私も下りが苦手です。
記事では言及してませんが、笠新道の下りは
相当なものでしたよ。
登ってくる方もタイヘンでしょうが、それ以上に
下りの方がキツイと感じました。
特に今回は重い一眼レフを片手に下げて下ったため、
バランス悪いの何のって・・・
でもこのコース、鏡平経由だったら結構楽です。
双子妹さんも是非!
投稿情報: けろぼうず | 2009/10/07 23:57
寅さん、どうもです。
実は今回からK7君初登場の写真になっています。
使ってみて・・・すごく面白いカメラですね。
とにかく自分でコントロールできる領域が広く、
いろいろと設定を試している段階です。
そして青がすごく印象的に出ますね。
記事中ほどの笠ヶ岳の空の色など特徴的。
以前のカメラではこの色は出せないなと。
写真の腕は正直さっぱりですが、気持ちだけは
綺麗な写真撮りたいな~と思っております。
ペンタの先輩として、是非ご教示ください!
投稿情報: けろぼうず | 2009/10/08 00:10
再びお邪魔しま〜す。
絶好の山行日和だったんですね。
どの写真の空も素晴らしいですが、一枚目の色合いには鳥肌がたっちゃいました。
購入されたのはK−7だったのですね。いいなぁ〜。
投稿情報: torapoe | 2009/10/08 13:30
torapoeさん、こんばんは。
実は今までミノルタ系で、X700から3台続けて使ってましたが、
今回K7に一目惚れし、ついにペンタックスに乗り換えた次第です。
αSweetが恐らく雨天使用が元で故障したため、とにかく頑丈、
防塵・防滴で、できれば小型・軽量機を探してましたが、まさに
その希望にピッタリのカメラでした。
で、正直カメラのスペックに比べ、撮る人間のスペックがさっぱり
です(苦笑)
まだまだベストな設定探しで試行錯誤しております。
実はtorapoeさんのブログもすごく参考になっております。
今後ともよろしくご指導お願いいたします!
投稿情報: けろぼうず | 2009/10/08 23:56