以前から、ツーリングと山歩きを一緒に出来ないかなと考えていた。
なかなか実行に移せなかったのは、荷物が嵩張ってしまうことと、
ただでさえ疲れる山歩きの後に、また体力の要るライディングはチト・・と
二の足を踏んでいたからだ。
しかし今回温泉宿に連泊し、その間最寄の山をトレッキングというプランを計画した。
これだと山歩き後のライディングは短く済むし、何より下山後の温泉がウレシイ。
もちろんその分お金はかかるケド(笑)
ということで、紅葉の尾瀬ツーリングに行ってキマシタ。
宿も檜枝岐の秘湯宿に2泊するという贅沢なものだ。
荷物は確かに嵩張るが、テンションコードを使い何とかリアにパッキングできた。
天気予報はあまり良くなかったが、まあ尾瀬だから雨でもいいやとの気持ちで出発。
さてさてどうなることやら・・・?
初日はとりあえず晴れだった。
東北道の西那須塩原からR400~R121と西会津を順調に走る。
会津は本当に気持ちの良いところだな~と思っていると、
軽井沢という民宿を発見。
会津に来て軽井沢はないよなぁ
もっとプライドを持ってくれ!(笑)
R352まで来ると、檜枝岐までかなり近づいてきた気がする。
ただこのまま行っても面白くないので、地図にある旧中山峠というところに
行ってみることにした。
R352から脇道に入っていく。
最初は写真のように比較的マトモな道だったが、すぐに細くなり廃道の趣きとなった。
(冒頭写真もそうデス)
無論周囲に人家は無い。
道はぐんぐんと登っていった。
途中分岐があり、七ヶ岳方面という標識を発見。
地図で見ると、標高1,636Mの中々高そうな山だ。
とりあえずそちらに行ってみる。
と、今度は道が逆にズーンと下っていった。
地図に出ていない道なので、そこそこで引き返す。
一応写真を撮ったが、中央奥に見える山が恐らく七ヶ岳と思われた。
主線?に戻って走ったが、相変わらずひどい道だ。
一応舗装されているが全く手入れされておらず、アスファルトが
ひびや陥没だらけで荒れ放題。
一度デカイ穴にハマリバランスを崩し、キモを冷やした。
旧中山峠からの眺め。
紅葉すると素晴らしそうだけど、このあたりはまだだ。
この道は地図によるとR352の旧道らしいが、とても国道と呼べるものではなく、
完全な林道である。
約1時間程度走ったような気がするが、寂しい道で途中誰とも会わなかった。
この道は結局この先でR352と合流した。
ほどなく檜枝岐温泉に到着。
国道沿いの六地蔵が出迎えてくれた。
毛糸の帽子に紅葉の葉っぱのワンポイント。
相変わらずオシャレだ。
以前も寄った歌舞伎舞台に行ってみる。
ここの空間は静けさに満ちて、とても居心地がいいのだ。
今日の宿、「かぎや旅館」に到着。
以前来たときは、ここ休みで泊まれず残念な思いをしたので、
今回はちょっと楽しみにしているのだ。
ここは木造の宿で、歩くとギシッ、ギシッ・・・と音がする。
館内は磨きこまれた木板がピカピカに光り、とても雰囲気がいい。
八番と書かれた部屋に宿泊。
旅館というより民宿に近い宿だが、静かで落ち着いた雰囲気は
とても居心地がいい。
ここは露天はなく、この内湯のみ。
でもこの檜作りのお風呂が最高。
まさに木に包まれているような感覚で、とても気持ちが安らぐのだ。
出ました裁ちそば!
檜枝岐にはこの蕎麦があるから来ると言っても過言ではない(笑)
つなぎを一切使わない歯ごたえある蕎麦はとにかく旨い。
ここのお蕎麦はひときわコシが強いものだった。
お約束のはっとう。
これも好きだな~
マイタケの炊き込みご飯。
上品な甘みがあり、マジで旨い。
ご紹介したのはホンの一部だけど、もちろんたくさんの品がでてキマシタよ。
そしてそのどれもが丁寧に作られていて絶品!
とにかくここの宿の夕食は旨かった。
しかしここ檜枝岐の山人料理というのは、何か性に合っている感じだ。
そして今回の一番のオススメはコレ!
朝食に出てきた炊きたてホカホカの新米!
いや~コレ、ご飯だけでイケちゃいましたよ。
もちろんこのお櫃のご飯はペロッといっちゃいました(笑)
このメシで力を蓄え、早速トレッキング出発だ!
ということで次回本編デス。
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