どうものんびり歩き過ぎたようだ。
見晴を13時に出たが、沼山峠のバスの時間から逆算するとかなり急がねばならない。
尾瀬だからと決してナメていたワケではないが、やはり緊張感が足りなかったかなと
少々反省しつつ、それでも綺麗な景色の連続についつい足を止めてしまう。
それにしても不思議な天気だ。
周囲は結構暗い雲に覆われているのに、自分が歩く周囲は陽が差すという状況が
続いている。
普段の行いがいいからなのか悪いからなのかよくワカラナイが、とりあえず
ラッキーと思いつつ写真を撮りまくるのでアリマシタ。
見晴から尾瀬沼に向かう道はとても歩きやすい。
午後の日差しが射す森の中の雰囲気も最高だ。
とりあえず紅葉の葉っぱくらい、撮っておかないとネ。
沼尻に着いた。
誰もいない・・・
ちょっと寂しい雰囲気。
と、急に青空が頭上に広がった!
周囲に誰もいない中、この景色を一人締めできるのはホント贅沢だなぁ。
沼尻からは、しばらく湖畔沿いの景色が続く。
このあたりはとにかくビューポイントの連続だ。
何度も立ち止まりカメラを懐から出して撮影する。
時間はどんどん経っていくが、そんなの関係ねェ・・・かな?(古ッ!)
冒頭の写真の場所。
木道脇に立つ木がとても印象的。
いよいよ尾瀬沼ともお別れだ。
来た道を振り返る。
いつの間にか綺麗な秋空が広がっていた。
とても立ち去り難い。
しかもここはすごく居心地がいいのだ。
しばらくグズグズした後、沼山峠へ向けて出発。
このあたりの湿原も素晴らしい雰囲気だ。
周囲が秋の柔らかい日に照らされ、黄金色に輝いているように見えた。
この後沼山峠まで小一時間ほど。
御池行き16時発のバスにギリギリ間に合いマシタ。
この日は以前泊まった「旅館ひのえまた」に宿泊。
連日の山人料理に舌鼓を打つ。
「旅館ひのえまた」はとてもクオリティの高い秘湯の宿だ。
そして従業員の方が皆フレンドリーでとても気持ちがいい。
もし檜枝岐に来るなら、まずこのお宿をオススメします。
ところで、果たして普段の私の行いはいいのか悪いのか??
その答えは翌日に出た。
結果から言うと私の行いはやはり悪いらしい…(苦笑)
翌日天気が良ければR352で奥只見方面へ行こうと思っていたが、
残念ながら朝からシトシト雨。
まあ今回雨は覚悟の上で、前回飯田線沿線ツーリングの時は台風の中突っ切った
くらいだからまあ慣れたものと余裕だったが、さすがに雨だと奥只見へ行っても
ツマラナイので、この日は素直に神奈川の自宅に帰ることにした。
しかし会津では弱めだった雨は、西へ向かうほどドンドン強くなった。
それでも雨の中高速を黙々と走ったが、東京に着く頃にはドシャ降り状態。
しかも海風が異様に強く、湾岸ではまっすぐに走れないほど。
これはマジ怖かった!!
スリップして転倒したら速攻車に轢かれるだろうし、そもそも小さなオートバイ、
いくら自分が気をつけても、視界の悪い中で大きなトラックに追突されたら、
まず間違いなくあの世行きだ。
ということで、命からがら自宅へ帰り着くことができたが、着いた時はキンチョー!
の連続で憔悴しきっていた。
それは山歩きで足りなかった緊張感を補うには十分過ぎるものであった(笑)
この時期の尾瀬は人が少ないんですね。
秋色の尾瀬沼も素敵ですのに。
そういえば尾瀬のこの季節の風景はあまり目にした覚えがありません。
天候のめまぐるしい変化にはビックリです。
お帰りはご無事で何よりでした。
最後のところ、読んでいてもドキドキしちゃいました。
投稿情報: torapoe | 2010/11/13 13:04
torapoeさん、こんばんは。
これ実は平日に行ったんですよ。
でも燧裏林道はそもそも人が少なめなようですね。
静かだし、とても落ち着いた山歩きが出来ました。
しかし帰路はホントに怖かったです。
東京からは天候のせいで視界がすごく悪くて、オートバイに
気づかないトラックに追突されやしないかヒヤヒヤしました。
あと本文には触れませんでしたが、会津で白バイに追いかけられました。
え~ッ!何かオレやった?と思ったら、雨でオートバイ危険だから注意
するために止めましただと。何とも親切というか…(苦笑)
投稿情報: けろぼうず | 2010/11/14 05:09